テストライダー

どうやらザルコはヤマハからテストライダーのオファーが

来ていて、もてぎで契約する運びだったんだけど

それを断って、LCRホンダに乗る決意をしたようですね。

 

つまり、彼にとってはヤマハのテストライダーになったとして

その先のレギュラー昇格が不確かな状況であるよりも

浪人してでもあくまでもレギュラーライダーを目指したい

ということのようです。

 

確かに今年、KTMからアプリリアに移籍したブラッドリー・スミス

移籍の原因はKTMが4台体制になったために、ワイルドカード出場の

機会が無くなったことだと述べています。

 

結局、腕に覚えがあって、まだ若いライダーであればテストライダーという選択肢はやはり選びにくいってことなんでしょう。

ギュントーリくらいのベテランならともかく、ブラドルあたりも

レギュラー昇格は狙っているでしょうしね。

 

結果的にヤマハはジョナス・フォルガーを継続起用することを

決め、ザルコは今のところ来季は浪人という形になります。

 

もっとも、例年早い段階で翌年の体制が決まるMOTOGPだけに

2020年の早い段階で2021年以降の体制が決まるでしょうから

そこまで浪人生活は長くないのかも。

特にホンダ陣営はクラッチロウとロレンツォの動向が不明確な

だけに、ワークスマシンのシートが一挙に2つ空く可能性が

ありますからね。